石のナイフ
こんにちはー。
久しぶりの投稿です!
すっかり温かくなりましたね
観光客や観劇(まつもと市民芸術館)の人たちで街中賑わってます。
ここ数年外国の人たちが増えてきたようですが、
今年は特に多い気がしますね~
桜。
松本は先週末から今週初めくらいが満開時期でした。
お城のお堀ではライトアップしていて美しかったですよ。
川には桜の花びら
これもまた風流
伊藤家の庭を流れる川です。
夏には蛍がくるくらいに水がキレイ(^^)
今日は20℃を超すよう。
こういう光景も涼しげに見えてきますねー
よかよか
さてさて。今日の本題に。
ここ1年ほどギャラリーには石のナイフが展示されています。
The 原始人ナイフ!
先端の石は黒曜石です。
質がいいものが採れる長野県の和田岬や北海道産の石のようです。
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※黒曜石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 黒曜石(黒耀石)(こくようせき、英:obsidian)は、火山岩の一種 岩石名としては黒曜岩(こくようがん)という。
外見は黒く(茶色、また半透明の場合もある)ガラスとよく似た性質を持ち、
割ると非常に鋭い破断面(貝殻状断口)を示すことから
先史時代より世界各地でナイフや鏃(やじり)、槍の穂先などの石器として長く使用された。
日本でも後期旧石器時代から使われていた。 石器時代において、その切れ味の良さから石器素材として広く使われた。
刃物として使える鋭さを持つ黒曜石は、金属器を持たない民にとって重要な資源であった。 石言葉は、摩訶不思議。
2016年には、日本地質学会により、長野県の県の石(岩石)に選ばれている。
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石の先端をちょっと触ってみても
お肉がザクッと切れるとすぐにわかるくらいに硬くて尖っています。
こちらは持ち手が鹿の角!
右側は黒曜石のカケラを角の脇につけています。
ところで
「伊藤さん、こういうのも作るんだね!」と思われる方もいるかも・・??
実はこれらのナイフ、
ギャラリーにいらっしゃるお客さまがご趣味で制作されているものです。
(匿名希望のおじさま)
お話をお聞きする限り、長い期間、石器について本を読んだり調べたりして
今に至るごようす。
好奇心旺盛で好きなことにものすごーく追究、没頭する方と思われます。
石を斫る(はつる:石を薄く削りとること)には、鹿の角が適しているそうで、
そのためにご自身で狩猟の免許を取った
・・・という。
(確かにものすごく追究、没頭…ですよね・笑)
で、ですね、また驚くのは
石と持ち手を固定している部分
ナイロン紐や蝋引き紐に見えるこれ ↑
これも捕ってきた鹿の腱を使用。
(腱(けん)とは、骨と筋肉をつなぐ組織のこと)
腱は水につけてふやかすと軟らかくなり、
乾くとギュッと締まって硬くなる習性を利用して
昔からもの作りに使われてきたようです。
ネイティブアメリカンのドリームキャッチャーとか
(ここに書くのにちょっと調べてみた(~_~;)ナルホドー)
そして
手作業で加工しきれないものに関して こちらの工場で機械を使ってお手伝いしているという次第でございます。
左: 六方石
右: みかほ石
いずれも石材店の工場にあった端材を使用しています。
好奇心の赴くままに作っていたら、結構な数になってきたため
「家にあっても誰の目に触れることないし、ここに飾ってよ!」
とのことでギャラリーコレクションの一部となりました。
窓際に展示しているこれらを見て
ギャラリーに入ってくるお客さまが意外にも多いということがわかってきました。
石好き
黒曜石好き
ナイフ好き
結構いらっしゃるんですね。
せっかくならお好きな方たちにお分けできたら・・
ということで、このほど、これらを販売することになりました!
13,000円~35,000円ほど
その時々の感覚で作る一点もの、
お好きな方はぜひ見にいらしてくださいませませ。
情報もりもりのながーいの記事(笑)、お読みいただきありがとうございました!!
P.S.
私的には、石言葉が”摩訶不思議”ってところに目がいきました・笑。
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