石屋の石焼き芋
こんにちは。
気づけば2月、早いですね。
薪ストーブを使い始めたは11月のこと。
せっかく火があるのなら、と考えていた石焼き芋作り。
途中、鍋をどうしようなどと考えているうちに
構想がしぼんでいましたがついに実行しました!
ぱんぱかぱーん。
1日目。
まずは社長と職人Kさんに相談して、石選び。 石屋ですからね、芋よりも石にこだわり?ます。
今回選んだのは以下の2種類。
まずは「那智石」という石。 庭石、造園などに使われる形がそろった石。 化粧砂利などの呼び名もあるようです。
そして、普通の砂利。
どちらも、展示場の片隅にありました。 なのでコストゼロ!
左が那智石、右が砂利石
まずは石をきれいに洗って乾燥させます。
濡れたまま熱すると割れることがあるので 注意が必要だそうです。
*** ちなみに ***
石の候補として、
墓石にも使われる黒御影石どうか、と思ったら 高温になるとひび割れするかもしれないとのことで却下。
他にも、白っぽい石は黒いものに比べると割れやすいとのこと。
なるほど・・石は硬い、丈夫というイメージを漠然ともっていましたが、
熱に耐えられるかどうかもあるのですね。
そう聞いて、今回使う砂利も黒っぽいものを選びました。
*** ***
2日目。
焼き上がりの違いを検証するために(結構まじめです・笑) 石焼き2種類と スタンダード焼き1種類の3つにしました。
お芋は茨城県産の「紅優甘」という種類を使用。 濡れた新聞紙に上からアルミホイルを巻きました。
鍋の代わりに、おせんべいが入っていたアルミ缶を使用。 那智石と普通の砂利を缶の縦半分ずつに入れ、 薪ストーブの上で石を熱します。
石が熱くなるまで、以外に時間がかかりました。
30分くらいはかかったかな?
熱くなった時点で、芋を入れます。
じっくりじわじわと熱が入っていくために、
石焼きの方は2時間以上かかりました。
スタンダード焼きは1時間ほど。 熱の入りが早く、うっかりしていて少しちゃった。
焼いている途中から、ストーブ付近にはいい匂いが漂っていました。
実はネットで調べた情報で、
河原で拾ってきた砂利石を使ったら、割れてしまうこともあったそうで かなりドキドキしてました。 (工場では職人Kさんが作業していますので。芋で負傷者がでたら大変・苦笑!) ・・が、ひとつも割れることなく、無事でした。
そして、3時お茶の時間前にはできあがりー。
缶が熱々だったのでストーブ代わりに、と社長の足下においてみる。
さて、実食。
手前から、スタンダード芋、那智芋、砂利芋
写真ボケテルーーーーー
こちらは那智芋の断面
ねっとり甘くておいしーーーーー^^♪
感動ものです!
スタンダード芋、砂利芋がクタクタに柔らかく、 那智芋が普通に柔らかい。
味は砂利芋→スタンダード芋→那智芋の順番で、ねっとり甘かった印象。 ・・・とはいえ、よくよく比べてみれば、の話。
石の違いというよりは、ストーブの置き場所によって焼きがりは変わってきそう。
新聞紙+アルミホイルで焼けば、
どれもおいしくできるのではないだろうかという意見もあり。
結論。 石焼きも、焼き芋も、じっくりやけばおいしい。
ほえーーー、身も蓋もないーーー・笑
今度は溶岩石で試してみよう。
石屋の石焼き芋の野望は続きます。